不正咬合にしないために、見落としたくない症状をご紹介します。
治療が必要な場合はお子様のお口の状態や、治療ができる心身の発育に合わせて無理のない計画をたてて、親御さんと一緒に丁寧にすすめます。少しでも不安がありましたらご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
乳歯の早期脱落・抜歯には注意しましょう
乳歯がなかなか抜けずに残っているのも注意しましょう
受け口はなるべく早めの対応が大切
奥歯は噛んでいても前歯が噛み合わない
上顎と下顎の中心線がズレている
上顎の奥歯が外側にズレて生えてきた
噛んだ時に下の前歯が上の前歯に隠れて見えない
上顎の前歯の永久歯が開いて生えてきた
永久歯が変な場所から生えてきた
右上の乳歯(第二乳臼歯)が早期に脱落したため、奥歯が前方に移動してしまい永久歯の生えてくるスペースが無くなってしまいました。
虫歯で乳歯を抜歯しなければならない場合も注意が必要です。抜いたままにして置くと奥歯が移動してスペースが失われてしまいます。
上の前歯、ご本人からみて左側の永久歯が生えてきましたが、右側の乳歯が抜けずに残っています。乳歯の根っこがうまく溶けてくれないために、永久歯が内側から生えてきてしまいました。
永久歯が生えてくる時期にもかかわらず、抜け変わらない乳歯があればなぜ生え変わりが遅いのか?確認しましょう。
反対咬合(受け口)は、下顎にくらべて早い時期に大きく成長をしようとする上顎の成長を抑制してしまいます。背が伸びる時期になると下顎が大きく成長をして、反対咬合がさらに悪化することもあります。
反対咬合の治療は、なるべく早期(乳歯列期)に行うことが望まれます。当院では、夜間就寝中に使用する矯正装置をよく使用します。
前歯で食べにくいばかりでなく、飲み込むときに舌が前歯の空隙に入り込むような、歯並びにとって最もやっかいな癖が生まれてしまいます。また滑舌の悪い発音にもなりかねません。
ご本人から見て右側の奥歯の噛み合わせが反対に噛んでいます。①上の奥歯が内側で下の奥歯が外側に噛んでいる状態です。②この為上下前歯の中心線もズレが生じ、③顔も右側にズレて顔面が非対称となってきます。
前歯で食べにくいばかりでなく、飲み込むときに舌が前歯の空隙に入り込むような、歯並びにとって最もやっかいな癖が生まれてしまいます。また滑舌の悪い発音にもなりかねません。
下の前歯が隠れてしまうほどの噛み合わせの深さが見られます。時には下の前歯の先端が上あごの内側の歯ぐきに当たって傷ができることもあります。また噛み合わせの深さは下あごの運動を抑え込むこともあり、後に顎関節症の発症の原因となる場合もあります。
また歯列不正(凸凹)が強まり、将来的に永久歯を抜歯しての矯正治療は、極力避けるような早めの対応も求められます。
上あごの前歯は、多くの場合1〜2mm程の隙間を持って生えてくる場合が見められますが、5mm以上も開いて生えてきたような場合には、歯と歯の間に余分な歯(過剰歯といいます)が埋もれている場合もありますので、確認してもらいましょう。また離開度が大きいと2番目の前歯の生えるスペースが失われ(矢印)、内側に生えることにより、歯列不正(凸凹)が生じます。
歯が膿んでしまって、神経を取り除くような大きな虫歯治療をしたような場合には、乳歯から永久歯への交換がスムーズに行われず、写真矢印のように変な場所から永久歯が生えてきてしまうことが時々見られます。